口径　10.5cm 高さ　6cm 江戸時代の古伊万里の手描きの染付ご飯茶碗です。 蓋付は2客になります。 三つ叉（また）に分かれた枝の先に黄色い花を咲かせます。 僧侶、武将、貴族の3者立場の異なる者が木をひとつに心静かに眺めているようです。 日本においては仲春（啓蟄〔3月6日頃〕から清明の前日〔4月4日頃〕まで）の季語とされ、 古代には「サキクサの」という言葉が「三みつ」という言端（ことば）に係る枕詞とされており、 枝が三つに分かれるミツマタは昔は「サキクサ」と呼ばれていたと考えられている。 名付けられた理由としては、 ミツマタはあたかも春を告げるかのごとく一足先に淡い黄色の花を一斉に咲かせるため、それゆえに「先草（サキクサ）」他にもミツマタが縁起の良い吉兆の草とされていたため「幸草（サキクサ）」と呼ばれたそうです。 一年枝の樹皮は和紙や紙幣の原料として用いられる。 吉祥の前兆とされる瑞雲がコマを割る 面白味のある構図です。 全体として良好な状態ですが経年による擦れなどが多少見受けられます。 時代を経たもの、また手仕事ならではの味わいとしてご理解いただける方にお選びいただけましたら幸いです。 よろしくお願いいたします。 最後になりますが 商品説明の転用および画像のコピー、他サイトへの転載はご遠慮ください。