ローライのフィルム二眼レフカメラ『ローライフレックス・オートマットMX / Rolleiflex Automat MX』の出品です。 シリアルから1955年前後の製造です。Made in Germany ドイツ製。カールツァイスの名玉テッサー75mm/F3.5を搭載、かのヴィヴィアン・マイヤーが愛用したモデルがまさにこちらでした。 このモデルには前期と後期があり、こちらは後期型なのでフィルム室に遮光バッフルが採用されています。写りにはっきり影響する部分なので、できればこの後期型を選びましょう。 割と綺麗な純正レザーケースとストラップが付属します。 コンディションについて。 70年前の個体ですが外観はウエストレベルファインダー側面に文字がある以外は全体的にきれいで、大切に扱われていたことが伝わります。 光学コンディションはまずまず良好で、目視ではひどい傷やカビ曇りはないように見えます（個人的主観です）。このカメラでの撮影結果を商品写真に掲載したのでご参照ください。 絞り・ピント・シャッタースピードともに（精度はともかく）変化しており、セルフタイマーも動作OKです。 このカメラに付属していた純正レザーケースが経年劣化なのか独特のにおいがあり、そのケースに収納されていたこのカメラにもそのにおいが多少ついている感じがあります。においに敏感な方はご注意ください。レザーケースは処分するつもりですが、ご希望の方にはお付けもできます。 いずれにしてもヴィンテージ品には変わりなく、これまでの整備歴や部品交換歴もわかりません。基本的にはオーバーホール前提のジャンクとしてお考えくださいませ。